Rainbow Magic / 高野寛
【2009年10月のお買い物 091001】08609【新品・日本盤】
ワタシが敬愛する我が国、屈指のプロデューサー、ギタリスト、SSW・高野寛が昨年でデビュー20周年を迎え、久々にソロ活動を再開。アルバムに先駆け、シングル『LOV』、『Black & White』(亀田誠治プロデュース)をリリース。彼が過去にリリースしてきたアルバム、シングル同様、素晴らしい内容であった。ここ10年は、どちらかというとナタリー・ワイズ、ガンガ・ズンバ、ピューパといったバンドにメンバーとして加入し活動を主にしており、プロデュース業にセッション・ミュージシャンとしてもギタリストとして様々なレコーディングに参加。また憧れていたYMOのサポートや細野晴臣、高橋幸宏のソロ活動にギタリストとして参加しており、ソロとして活動する時間がないくらい多忙だったのだと思いますが、今の若い人はソロで活動していたということをもう知らない人の方が多いのかもしれない。
オリジナルアルバムとしては『確かな光』('04)以来、実に5年半ぶりの新作。ユニヴァーサル・ミュージック内のレーベル、マイルストーン・クラウズに移籍しての第一弾。約12年ぶりにメジャー・レーベルへの復帰ですね。
今作は制作期間がかなり長かったようなので、じっくり曲作りに集中できたようです。当初『Back To The Pop』というタイトルも候補に挙がっていたようですが、「戻る」というのはよくないということでタイトルを変更したとのことです。
一番古い曲で故・忌野清志郎と92年に共作した「今日の僕は」デモ音源で残っていた清志郎のハーモニーとギターも含まれている。ゲストメンバーが豪華。細野晴臣、高橋幸宏、永積タカシ(ハナレグミ)、原田郁子(クラムボン)、自身のバンド人脈からはピューパから権藤知彦、堀江和久、ガンガ・ズンバから宮川剛、ナタリー・ワイズからは斉藤哲也が参加。
今作はとにかくポップ。シングルはヒットチャートを意識したこともあり、プロデューサーに亀田誠治を迎えたこともあり、百本ノックのように作曲させられその中から厳選されたものが先行シングルとなった「Black & White」のサビのメロディが強烈に秀逸。歌詞はこのデフレスパイラルの混迷の時代を表してか、光と影を対照的に捉えたようなものが多い。最後に代表曲「虹の都へ」のセルフカヴァーも収録されています。デビュー20周年を迎えようと未だに現役ぶりをアピールしたアルバムのタイトル通り、多彩な曲が何と16曲入りアルバム。傑作です。

