BRAND-NEW MOTORWORKS / MOTORWORKS (2004)

2004.9リリース / Dreammusic

01. The Slide
02. World One Sign
03. ステレオ・ラヴ
04. 氷の空
05. Missing Piece
06. F・A・T・M・L
07. SPEEDER
08. (A Place Where ) Love Goes Withered
09. コスモゼロ
10. SATURDAY NIGHT
11. The End

produced by 石田ショーキチ

このサイトでも一押し中の一押しの新人バンド。シングル2枚ともレビューで書いた石田ショーキチ(スクーデリア・エレクトロ)、黒沢健一(元L⇔R)、田村明浩(スピッツ)、ホリノブヨシによって構成されるメンバー。メインヴォーカルは、当然ながら黒沢、基本的にバックヴォーカルに徹している石田は③⑨でメインヴォーカルを取っている。
 メインソングライターは石田と黒沢になるため、おのおののキャリアから想像される“音”がリスナーにはしっかり刷り込まれている訳だが。語弊があるかもしれないけど、一言で言うとスクーデリア・エレクトロの4thアルバム『フラミンゴ』を黒沢が唄うといってもおかしくないものだ。ジャニス・ジョプリン、コズミックブルースを唄うみたいな(笑)ちょっと違うけど。L⇔Rのファンからは予想通り、賛否両論であるようだが、やはりそれまでのキャリアと違ったことをやると、当然諸手を挙げてってことにはならないが、リスナーを説得するだけの超えた曲の質の高さがあると声を大にしていいたい。ギターソロを思いっきり弾いたR&Rナンバーの数々。サビ・メロありきの人達だから、その楽曲の良さを高く評価したい。こんな凄いことをやってても、コアなリスナーからしか評価されないという、日本のポップシーンって、つくづく寂しいなって思う。


<お薦め度>★★★★☆
2004/11/24