崩壊アンプリファー / ASIAN KUNG-FU GENERATION (2003)

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崩壊アンプリファー - EP - ASIAN KUNG-FU GENERATIONのアルバム - Apple Music

崩壊アンプリファー / ASIAN KUNG-FU GENERATION 
2003.04リリース / キューンソニーレコード 

01. 遥か彼方
02. 羅針盤
03. 粉雪
04. 青の歌
05. サンディ
06. 12

「何か、日本のインディーバンドで良いのない?」会社のロック好きの同僚Sさんに聞いたのが、今年の1月。返ってきた答えは「アジカンいいですよ。」僕は、去年の秋にリリースされた「君繋ファイブエム」はレコ屋で既にチェック(試聴)済み。日本でもこういう逞しいギターのリフを聞かせるバンドが出てきたのだなあと嬉しくなったものだった。今まで、ネオパンク直系ともいうべき、ハイ・スタンダードなんかはいたけど、エモっぽい影響を受けたバンドで頭角を現したのは、アジカンがほとんど初めてではないかと思う。
結成は1996年。メンバーは、後藤正文(Vo&G)、喜多健介(G&Vo)、山田貴洋(B&Vo)、伊地知潔(D)。結成当初は英語詩で楽曲を作ってたようだが、日本のギターポップ系のインディーレーベルでは有名なアンダーフラワー(ラブ・ラブ・ストローも2枚のアルバムをリリースした。)のコンピ盤参加の為、初めて作った③が好評を得た。
そして、2002年11月アンダーフラワー・レーベルより、今作がリリースされた。大好評のうち、プレス枚数を完売。ソングライターの後藤君はメジャーに行けるものと思って、今作に挑んだようだ。つまり、今作が成功しないときはミュージシャンを辞めるつもりだった・・・異例ともいうべき、同作のメジャー盤が再リリース。ここから、現在も快進撃中。シングルヒットが続いているので、皆さんご存じのはず。
後藤君が和製ウィーザーという形容されるように、どの楽曲もメロディを大切に丁寧に作っているのがよく分かる。これからの活躍が最も期待されている若手だ。

<お薦め度>★★★☆
2004/07/26