The Beatniks Live 2001

すっきりしない風邪だが、今朝は10:00に起床。
午前中に録画してあったビートニクスの2001ツアーM.R.I.を見た。
先日見たスケッチ・ショウのライブもそうだが、ここ近年YMO周辺の人達が非常に活発に活動している。
一部は、二人によるDJで1stのもの。2部は2nd~3rdによるバンドを率いてのライブ。
感想は一言で言うと、アホみたいですが、もう感動!感動!でした。

92年頃から、高野寛をきっかけに師匠の高橋幸宏YMOムーンライダーズといった、ストレートな歌詞でないもの、つまりラブソングとみせかけて、政治的なのを歌ってたりするダブルミーニングものなどを知り、こういうのが格好いいものなのだという認識させてくれたわけです。

ビートニクスとは、80年に高橋幸宏ムーンライダーズ鈴木慶一の結成したユニット。本人達曰く、世間に対し怒っているときに始動するとのこと。
この年1st『出口主義』をリリースしているが、この時期はニューウェイブ全盛時。もちろんそういう音色が強くなっている。

高橋幸宏は、83年のYMO散開(つまり解散)後、ソロとしてどうやって自分の位置をマスに示していけばよいのか悩んでいたのだが、同じくどこにも属さない、それこそオルタナティブな存在だったムーンライダーズと共にTENTレーベルを立ち上げる。
ちなみに、このレーベルオーディションで、高野寛鈴木祥子小林武史などが合格。
87年ビートニクスとして2nd『エキセンタリスト・ア・ゴー・ゴー』をリリース。悩める30代男性を描いているポップソング。所謂「情けない男達」ですね。

89年より、東芝EMIへ移籍。『ブロードキャスト・フロム・ヘブン』、『ア・デイ・イン・ザ・ネクスト・タイム』『ライフ・タイム,ハッピー・タイム 幸福の調子』と名盤・大人の純愛3部作をリリース。
以降も、YMOの再生、自身のレーベル、コンシピオ・レコーズを立ち上げ、ラウンド・テーブルなどの新人の発掘をしながら、90年代もソロアルバムをリリースし続ける。

そして、21世紀になった2001年ビートニクス再始動。『M.R.Iミュージカル・レソナンス・イメージング』をリリース。今回は、何でもありになってます。テクノ色が強いポップミュージックというんでしょうか。集大成的なものですね。

ライブを見たというのもありますが、また聴き直そうっと。

P.S.またCDたくさん買っちゃった。詳しくは明日

2003/02/26