FUJI ROCK'06 Day2 <前編>

2日目。今日の観戦予定はロック勢ばっかり。何とか、天候は曇り。グリーンステージのトップバッターを楽しみに向かった。この日は最初から最後までグリーン・ステージで観戦していた。

<ウルフマザー>
ウルフマザーはオーストラリア出身のベース&キーボード、ギター&ヴォーカル、ドラムスによる3ピースバンド。オーストラリアからは、ジェット、ヴァインズ、ダットサンズなど、ロックンロール、ガレージ系のバンドが多かったが、ダットサンズとは違った良い意味での70年代テイスト満載のバンドが出てくるとは嬉しい誤算だった。
CDを聴いたのは昨日、苗場から旅館までの帰り道(苦笑)ドゥーミーな感じもありつつ、やはりお国柄、AC/DC的なリフも際だっている。

ライブでは、ギターがジミヘンやリッチー・ブラックモアが好きなんだろうなという<アクションが目立つ。曲によってはベースがハモンドオルガンを兼任しているんで、ベースレスのまま、派手に弾きまくる。その辺が、ユーライア・ヒープにも通じるのですが。これはライブを観れば観るほど癖になりますね。ホント、良いライブバンドですよ。デビュー直後なんだけど、グリーン・ステージに抜擢されたのも納得しました。確か、マーズ・ヴォルタの前座で全米ツアーを廻っていたはずです。今後が非常に楽しみです!

モーサム・トーン・ベンダー>
数年前に、レッド・マーキーで観たときよりも格段に成長して帰ってきたのが、モーサムオルタナ轟音ロックに始まり、メジャーからドロップされた後は、インディーズで打ち込みを導入したり、やりたい放題だったのですが、メジャー復帰後のここ数作はご無沙汰でありました。彼らにしては、新境地のポップさも加わりパワーアップ。
8月に出す新曲もまずまずだったのですが、やはり彼らと言えば「未来は今」。このアンセムに限ります。まあ、納得のステージではありました。

SET LIST

1.SIDE-B 
2.ロッキンルーラ 
3.You Are Rock'n Roll(新曲) 
4.Have you ever seen the Stars? 
5.未来は今 
6.ペチカ 
7.新曲 
8.hang song 
9.GREEN & GOLD 

ハイヴス
まさか、ハイヴスをフジで観ることができるとは。ギャングの衣装で出た来たところはウケました。一時期、スウェーデンのバンドブームがありましたが、彼らがヒットしたのはもう数年前。相変わらず約2~3分のロックンロールを叩きつけてくれました。この手のバンドは基本的に曲を知らなくても楽しめるのですが、百戦錬磨のライブバンドだけあって、観客を乗せるのがホントに上手い。
『ユア・ニュー・フェイヴァリット・バンド』、『ティラノザウルス・ハイヴス』から中心に大盛り上がり。雨の中でも関係ないよね。ガレージ魂は!

<後編に続く>